先日の九州放送機器展2015で、話を聞いた「4K」ワークフローの編集機スペックは、
CPUに、インテルの「Xeon E5-2687W v3」を採用していました。
メモリーやグラフィックボードは、インパクトのある内容ではなかったので、CPUの価格帯を調べてみたところ、
このクラスのCPUは、平均で30万円前後のよう。
記録媒体は、SSDのRAID構成だったので、この二つがコストの負担になるんだろうと感じました。
4Kのイメージは、負担が重い、遅いという思い込みがあったので、ソフトウェアも業務用のソフトウェアでなければ、作業をする上では、厳しいのでは?と思い、質問したところ、
ハードのスペック環境が良ければ、adobe PremiereやAfter Effectsもサクサク動くんだそうです。
自分が大学生のころ、勉強していたソフト群は、会社ではほとんど使われておらず、すべて初めて聞くソフトウェアやハードウェアだったことを考えると、
今の若い人は、学生の時触れる、adobe群で就職できるんだなーと少しうらやましくなりました。
たとえ仕事で使えたとしても、異様に時間がかかったり、コマ落ちやレンダリングミスなど、品質の面で不安が残るものでしたが、
現在では、デジタル画像処理の技術進歩と、ハードウェアの向上によって、心配しなくてよくなりました。
作業は、機械任せでもある程度の品質を出力できるようになり、これまであった「くせ」や「ルール」を知らなくても、
より「芸術的」であれば、許される時代です。
スチール(写真)を触ったことがない人が、いきなりの一眼レフカメラで動画を撮り、その動画を映像編集してみると、意外とかっこよかったりする。
そして、その人のキャリアを聴いて、なんと大学生のアルバイトだと分かると、自己流で基本を知らない反面、テクニックがいいことに、
「ぞっ」とするのと同時に、負けないように努力しなきゃ、年上なんだから。と、脅迫されます。
経験が長いという事は、何が良いのか、その差別化をしなくちゃいけないと考えています。
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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