サービスの2要素
映像制作は、情緒的要素の満足が求められますが、その前提条件として、機能的要素を満たしていなければ、視聴者は、最後まで鑑賞せずに、離脱していきます。とても重要な要素として次の2要素があります。
- 機能的要素(不満要因)
- 情緒的要素(満足要因)
目的を持った画角、明瞭な音声、狙いを定めたフォーカス、など普段見ているテレビや映画の映像や音声と比較して、遜色ないレベルの映像を視聴者に提供しなければ、視聴者が違和感を感じた時点で、それは、不満要素となります。その不満要素があるだけで、共感や感動はできなくなるので、この不満要素を生じさせないように、製作することが、大前提となります。
魅力あるストーリー、素敵な笑顔や表情、共感できる時代設定とその美術、視聴者を共感させ、感動を誘う様々な気配りや心配りなど、これらによって、視聴者は、映像に対し、興味関心を持ち、満足する要素が生じます。その満足する要素は、必ずしもハッピーエンドでなければいけないということではありません。バッドエンドであったとしても、その不幸な体験をよりいい体験として転換し、気付くことがあればその体験は自分にとってとても大事であり、大切なものとなります。
映像は、映像に接する各視聴者が、その映像のイメージを決定します。そのため、その評価は、十人十色です。しかし、機能的要素が不十分で、不満要素だらけでは、その評価は、最低となり、満足要素を得ることができません。
映像制作とは、その機能的要素、つまりきちんとした品質を担保できるのかが、とても重要な要素です。