アイパッドで、いろんなアプリを導入し、エバーノートやドロップボックスなどビジネス系アプリを使っていますが、
ゲームアプリも何か遊んでみようと思い、ダウンロードしたのが、今回のアプリ、「GUMDAM CARD BATTLER(ガンダムカードバトラー)」でした。
このアプリを使おうと思ったきっかけは、まず第一に、ファーストガンダム世代であり、ガンダムファンであったこと、そして、ビジネス上の視点から見れば、これだけのブランドコンテンツであれば、そう簡単には、サービス中止や終了にはならないだろうと思っていたからでした。
しかし、それは甘かった。この「GUMDAM CARD BATTLER(ガンダムカードバトラー)」は、2015年7月1日12時をもって、サービスを終了するのです。無名のキャラクターやシステム、設定などならわかるのですが、まさか、あのガンダムのネームバリューをもってしても、サービス終了となるとは、アプリ開発と課金ビジネスの厳しさを実感したアプリとなりました。
ガンホーやミクシィが、たった一つのアプリで、業績を大きく伸ばしたかと思えば、グリーやDeNAが、ヒットを狙ってアプリを量産しても、なかなか会心の一撃を出せるアプリが現れず、苦戦する世界に、ITの厳しさを感じていました。
しかし、このアプリは大丈夫だろうと思って、少しばかり課金してみたところ、そのサービスが終了すると知らせを聞くと、なんだか、さびしく、やるせない気分になります。
私たちの世代は、ファミコンのスーパーマリオ2から始まって、セガのメガドライブ、セガサターン、ソニーのプレステ1,2が、もっともゲームで遊んでいた時代の人です。
ゲームをしたい場合は、貯めたお金で、パッケージソフトを買い、それをゲームクリアすると、次に欲しかったゲームを購入し、またクリアするという流れなので、
ゲームの方から突然サービス終了です、消えていなくなります、なんてことは経験していない世代です。
そのため、「面白いっ」と思って、課金したアプリが、利用者が増えずに、思うような収益が上がらないという理由で、サービスが終了されると、なんだか納得いかないのです。
最初は、無料で体験してもらって、「アジャイル開発」しながら、よりよいアプリにして、収益を上げようというビジネスモデルですから、利用者が増えても、課金する人の割合が低ければ、成り立ちませんし、また、「アジャイル開発」の結果、ドンドンつじつまが合わなくなり、昔からの利用者の課金メリットと、現在の無料ユーザーの差別化が希薄になれば、課金設定が破たんするので、大変難しいビジネスだとは思います。
しかし、ファミコン世代の自分から見れば、「完成されたものを提供した上で、課金すればいいんじゃないの?」と思ってしまう傾向が強く、「無責任じゃない?」と感じてしまいがちです。
今回のガンダムアプリ、「GUMDAM CARD BATTLER(ガンダムカードバトラー)」も破たんしていく前兆を垣間見た感じがします。
最初は、ゲームバランスが良かったように思えましたが、後半になるにつれ、課金している人と無料の人との差別化ができているのかなぁ?と思えるくらい、無料でも、十分楽しめるようになり、容易にレアといわれるアイテムが入手できるような印象がだんだんと強くなりました。また、今となっては、2015年の4月や5月などは、どうも新しく設定されたクエストが雑だなーと感じるようになり、重複するようなカードが出現するようになり、なんだか、散漫としてきたなぁと感じていた矢先、サービス終了となったのです。
自分が使ったアプリがサービス終了となるのは、初めての体験なので、不思議な(やるせない?)感情になったことは、貴重な体験でしたし、7月1日以降、動作対象外になるが、アプリ自体は使ってもいいようなので、その後のユーザーが、どんな行動をするのか?自分も一ユーザーとして、見守っていこうと思っています。
今のところ、自分の結論としては、
やっぱり、アプリは、購入または課金した段階で、いつなくなっても、しょうがないものと割り切るしかない、と考えています。
追記:
開発や不具合の対応で、せっかくリリースしたばかりのアプリでも、運営会社の経営継続が困難になるケースもあるようです。
たまたま7月1日の同じ日にサービス終了となったアプリ、「きのこれ」もアプリ開発の難しさを考えるきっかけになります。
「きのここれくしょん」のアドレスは、こちら。
追記2:
7月1日12時5分、アプリはタイトルが起動するのみ。あとは、お知らせが出るだけです。動作対象外になるというのは、こういう意味なんですね。
追記3:
web掲示板である、コミュニティも同時に廃止となりました。
追記4:【未使用だったガンダムコインが払い戻しで戻ってきた】は、ここから。
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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