長く使っていないインチを使うときは、テープにたるみが発生していて、テープが切断されやすい状態になっているため、使う前に、Air抜きをおこなう。
低速の早送りを行い、一度リールを送って、Airを抜く作業を行い、編集作業に入るのがよい。インチの保存の仕方によって、たるみが発生しているか、またその度合いがどの程度か、などは、実際にリールをセットしてみなければ分からないが、長時間利用していないことが判っている場合には、迷わず、Air抜きを行う方が、良い。
テープの状態にもよるが、+8倍速程度で、早送りをして、様子を見るとよい。しかし、カビなどが生えている場合は、ヘッドを痛めることになるため、カビが生えていることが見て判断できる場合には、VTRが傷つく可能性があることを伝えた上で、作業を断ることも重要な判断になる。
BVH-2000
BVH-3000
BVH-3100
BVH-3000シリーズでは、テープを吸い込みながら、リールに巻き付いてくれるため、ほとんど自動で、テープをセットできる。右レールを回して、左レールがそれに連動して動いていることが確認できれば、セットができていると判断してよい。次に、「STANBY」を押して、「SHUT(シャトル)」を押して、早送りした後、巻き戻しをしてみる。そうすると、自動的にテープが止まるので、この状態になったことで、セット完了と判断してよい。しかし、BVH-2000は、自動的には、巻き付いていかないので、テープを抑えながら、テープを巻き付けてやることが必要で、少しだけコツがいる。テープを傷つけず、短時間でセットできると、とてもよい。
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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