日本のアニメが、海外で広く愛されるようになった要因の一つに、ファンサブやスキャンレーションの存在が大きいと言われています。
日本に一度も来たことがないのに、日本語がめちゃくちゃ上手い海外の人は、ファンサブの日本のアニメを見て、勉強するそうです。
その「ファンサブ」や「スキャンレーション」って、ご存じですか?
「ファンサブ」というのは、ファンが自国の言葉で、サブタイトルをつけるという意味合いの造語だそうです。
アニメーションの場合は、海外のアニメファンが、母国語の字幕を映像に追加したうえで、ネット配信する行為です。
また、「スキャンレーション」は、漫画をスキャニングして、翻訳、つまりトランスレイトするという意味合いの造語で、どちらも無許可の海外版の一種にあたります。
日本の著作権法で言えば、「公衆送信権」の侵害であり、違法ですが、ストリーミング配信なら、ギリギリセーフという解釈もあるみたいです。
非公式で少し後ろめたくても、ユーザーが増えれば、表現を止めることも難しいので、もともとは、非公式だったのに、関係各位と交渉して、公式の配信ライセンスを手に入れたのが、
「クランチロール」
「クランチロール」の公式配信によって、海賊版の利用は、減少したそうです。また、日本のアニメのみの配信から始まって、今では、ドラマやPVなども配信し、有料会員も増えているとか。
違法で始まったサービスも、ユーザーの求めに応じて、正式なサービスが生まれるんですね。
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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