業務用HDVカメラの代名詞のようなカメラである、
「HVR-Z5J」が、ついに生産終了となりました。
どんな小さなプロダクションでも、必ず1台は保有しているような、
とてもお世話になった、通称、「5J」。
このカメラもついに、役割を終えたようです。
ソニーは、業務用HDVレコーダー
「HVR-M35J」と
業務用HDVカムコーダー
「HVR-Z5J」を
2015年12月末日を目途として、生産完了を宣言しました。
理由は、ワークフローの急速なファイルベース化が進んでいる状況を鑑みたのだそうです。
以前から、ファイルベースは当たり前のように使われていましたが、
それでも、データは、しょせんデジタルであるから、不安がある、というような撮影のときには、
テープを使った撮影が行われてきました。
しかし、ファイルベースでのデータトラブルも、実際には起こりにくく、
また、風のうわさでも、トラブルを耳にすることは、少なくなっていました。
これから撮影を始める人たちは、ファイルベースしか知らない時代になってくるのかと思うと、
ますます世代間ギャップを感じることになるのではないかと思います。
実際、iphoneでの撮影に何の抵抗感もなく、
上手に撮影するスマホユーザーを見ていると、
撮影ファイルをSNSで共有したりする利便性をうまく使って、
情報発信している姿を見て、感心してしまいます。
DVテープやDVCAMテープは、引き続き、
生産を行うという事ですが、最終的には、いつまでメディアとして、
生産されていくのか、また、どのように終わりを告げるのか、
この先どうなるのか、注視していきたいと思います。
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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