一般社団法人の福岡市保育協会青年部が30周年を迎えて、
記念式典を行いました。
保育事業の調査・研究・広報を行いながら、保育園職員の研鑽と保育文化の発展を目指して、
設備投資や施設の改善、関係機関や地域との交流を行い、30年目を迎えるという事です。
当日は、スタッフの皆さんが、入念な打ち合わせやリハーサルを行い、
団結力のあるチームプレイを見せていました。
福祉を守るためには、何をすべきか?
それには、3つの大きな要素があるのだそうです。
児童福祉法の第1条と第2条にもあるように、
- 子供が常に公平であること
- 子供が愛情に恵まれた生活環境におかれること
- これらをなすには、市町村や国の公的な責任のもとで行われる事
という事でした。
保育の質が落ちないように、これらの福祉の質を守り、
保育の繁栄と発展を目指していかなければならないという事でした。
東日本大震災のその折には、青年部で、「何か手伝う事はできないだろうか?」ということで、
被災地(岩手県)の各保育園を回り、子供たちを元気づけ、職員のサポートを行ったそうです。
保育には、こころの育成という、「文化の発展」の側面と
日本の次世代を育成するという、「国民経済の健全な発展」という側面をもっていることから、
当日の記念講演は、「音楽」を使って、健やかな生徒の育成を目標として指導をしている、
長崎の活水女子大学の藤重教授がお話をされていました。
藤重先生の指導の基本は、
- 音楽教育は、人間教育
- 笑顔が心のビタミン
- 人柄のよい生徒になってほしい
という事で、音楽の力はすごい、そしてその音楽の力がすごいと感じている人がすごいんだとおっしゃっていました。
音楽が何を表現しているのかといえば、
まず最初に、「人間の感情」。その次に、ストーリ―がある。
そのため、「楽譜のとおりにしなさい!」という教育が一番よくないという事でした。
良い指導とは何か?それは、生徒の自主性をのばすことを考える、これが、良い指導者になる第一歩ではないか?
生徒を無理やり動かそうとするのではなく、まず、指導者が音楽を楽しみ、
生徒たちにも、音楽することが楽しい事なんだと感じてもらうことが大事。
音楽は、理屈ではなく、感覚的なものだと思います、おっしゃっていました。
そういった教育方法で、藤重先生は、4年はコンクールに出ていないブラスバンドを、県大会で優勝させ、九州大会で代表となりと、
すごい快挙を成し遂げました。
演奏を技術的な面からではなく、精神的な面から、上達を図っていく手法は、短期間で結果を出しています。
実際、お話しされている先生は、常に笑顔で、柔らかい人柄ではないか?と初見でもそんな印象を抱かせる先生でした。
「教える、育てる」という事を違った側面から考える、非常にためになる記念講演でした。
そして、祝賀会が行われ、大変盛り上がり、各方面からもお祝いのメッセージが届いていました。
福岡市保育協会青年部の30周年、誠におめでとうございます!
投稿者プロフィール
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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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