番組編集

リニア編集とノンリニア編集

番組の編集をする場合には、その編集室の機材の環境に左右されますが、リニア編集機の時もあります。基本的には、ノンリニア編集機が圧倒的に多いですが、納品が、デジタルデータではなく、マスターテープの場合は、リニア編集で、編集しながら、完パケを作るほうが、エンコードしたり、エクスポートしたりする時間を省略できるメリットがあります。

ほとんどのディレクターは、ノンリニア編集はできても、大きな編集室、あるいは、古い編集室のリニア編集やマトリックスを使って、VTR室とリンクしなければいけない場合には、エディターに頼らなければいけない事があります。

そのようなときには、編集機を扱えるエディターを手配して、番組編集をすることになります。ディレクターは、たいていの場合は、構成表を用意して、説明してくれますが、オフラインをしないで、いきなりオンライン編集で完パケを作ろうとする者もいるので、手配を受けた場合には、編集室の機材の型番はもちろん、その部屋のスペックやルールも確認して、編集作業を行うことになります。

環境が第三者に提供されていても、それらに対応する必要があるので、事前の準備などが、とても重要となります。初対面のディレクターの場合は、加えてコミュニケーションをどうするかという問題にも直面します。